佐々木 亮さんの著書である『不動産裏物語 プロが明かすカモにならない鉄則』 を読んで

わたしがこの本に興味を持ったきっかけは、偶然周囲のお金持ちの人たちとお話する機会があって、そこでは皆さん不動産投資を行なっていたり、所有する不動産物件に関してのお悩みであったり、何かしらの問題を抱えていらっしゃることを聞いていて、自分自身にはきっと一生ご縁はないとは思ったものの、不動産について少し興味を持つようになっていました。

偶然、本屋さんで見かけたこの本のタイトルに惹かれてしまい、奥書きを確認してみたところ、もともと違った業種の職業に就いていた著者が、実際に不動産業界に転職し、実務として不動産を取り扱うようになったからこそ見えてきた、リアルな世界観を教えてくれるというところが面白そうに思い、読んで見ることにしました。

『不動産裏物語 プロが明かすカモにならない鉄則』 を読んで、まさに一般人では考えもつかないような、プロフェッショナルだからこその視点があり、営業の方法があり、不動産に対する考え方があるのだなということが、手に取るように知ることができました。
もっとも、騙されないようにというと、すべての不動産業者が悪意を持っているかのように聞こえてしまうかもしれませんが、そういうことではなくとも、顧客サイドが損をしてしまうようなシステム、逆に言えば、不動産業者にとってメリットとなるような契約が少なくない現状があることも事実ですので、そういった観点で読み進めていくと、目から鱗が落ちるような情報を多数入手することができました。

この本で得た知識であったり情報といったものを、先にお話する機会のあった、不動産のオーナーさんたちにぜひ教えてあげたいという気持ちにさせられました。

また、ページ数もそんなに多くない本でしたので、二度目以降に読んで気づいたこととしては、確かに読者にとって有益な情報や実話を面白おかしく紹介してくれている部分もありましたが、本当はそんなものではないといったもっとひどいエピソードや本として出版することがはばかられるような内容の話もあったのではないかといった推測が働きました。そういった点もふまえて、これが全てではない、もっと良いことも悪いこともあるのが世の中というものではないかといった思いを強くしました。

この本を読んだ後の行動で変わったことといえば、今後自分が不動産といったワードを聞いたら、きっと豆知識や雑学として会話の端々にこの本で得たボキャブラリーであったり、知識といったものを拝借することになるだろうなということです。もちろん、自分が不動産を扱うことになる日が来たとしたら、当然この情報を元に比較衡量することになるだろうといった実感があります。

この本は、業界裏話などに興味があって、サクサクと短時間で興味深い本を読みたいといった人、また実際に不動産に関わりのあるすべての人におすすめできます。