革命のファンファーレ

「えんとつ町のプペル」や「魔法のコンパス」等で不況と言われている出版業界のなかでヒットを記録し続ける、キングコングの西野さんが書かれたビジネス本です。

この本では西野さんの人生に対する考え方、何故えんとつ町のプペルが絵本としては異例の記録を誇るヒットを出すことができたか等の仕事に対しての姿勢も書かれています。

そもそも私は、えんとつ町のプペルはクラウドファンティングというネットで寄付金を集め、その寄付金を制作費にあてるという手法で作られた本なので「芸能人だからできたんでしょ?」という考え方を持っていたのですが、実は芸能人だからクラウドファンティングが必ず成功するかというとそうではなく、西野さん以外の芸能人のかたもクラウドファンティングに参加しているのですが、苦戦を強いられているそうです。

その例として挙げられた芸能人が、とろサーモンの久保田さんや、ロンブーの淳さんと人気がありそうな面白い人達だったのでその話を聞いたときにとても意外でした。

いくら知名度があるといっても只、闇雲にクラウドファンティングを募っても結果を出すことは難しく、いかに西野さんが緻密に計算したうえで行動されていたのか分かりました。

西野さんは本書でこの変化の激しい現代においてこのように語っています。

生存競争は「弱肉強食」ではなく「適者生存」だ。いつの時代も、強い者ではなく、環境に適応した者が生き残る。

もしかしたら、西野さんが分業制で制作したえんとつ町のプペルよりも高いクオリティを、1人で作り上げてしまう絵本作家の方もいるかもしれません。

しかし今は時代に合わせてどのように自分の作品、そして自分自身をプロデュースするかという点において、西野さんの考え方は非常に参考になると思いました。